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自転車通勤について

 

自転車は、子どもから高齢者まで幅広い世代において、最も身近に利用されている交通手段です。
今、自転車の活用を推進することで、二酸化炭素の削減、健康増進、観光振興などの効果が期待されているようです。

平成二九年五月に「自転車活用推進法」が施行され、平成三〇年六月には、「自転車活用推進計画」が閣議決定され、 福岡県でも、県民や交通事業者など、あらゆる関係者が協働して、自転車に関する施策を推進するために、自転車を取り巻く現状や課題を踏まえ、「福岡県自転車活用推進計画」を策定しています。

「企業への呼びかけによる自転車通勤などの促進」なども盛り込んでいるようです。
自転車通勤の活用は、心身両面の健康増進が期待できるうえ、自動車通勤に比べて通勤手当が削減される経費削減も見込まれ、会社と従業員にとってメリットも小さくありません。

ただし、会社が安易に従業員に奨励した場合、交通事故の多発や労災保険上の通勤災害に該当せず給付を受けられないケースの発生、会社付近での放置自転車発生などにつながる恐れがあります。
また、事前に十分な対策を講じないまま自転車通勤を奨励し、従業員が加害者となる交通事故が発生すれば、従業員が車や自転車等の任意保険に未加入だった場合は、会社は民法上の使用者責任を問われかねません。

今後、自転車通勤の活用を考える会社は、社内規程の見直しや任意保険加入・確認の徹底なども含め、様々な問題への対応を事前に検討していくことがリスク対策につながります。

国交省と自転車関係団体官民協議会が作成した「自転車通勤導入に関する手引き」は、安全教育・指導およびマナーの遵守、駐輪場の確保と利用の徹底、事故時の対応、申請・承認手続きなどそれぞれ具体的な対応を提示していますので、活用していただければと思います。」

 

中原労務管理事務所
代表 中原 正晴

 

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