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27.イベントをデザインしよう

デザインという言葉の意味

デザインするという言葉を聞いてあなたは何を想像しますか?
「洋服をデザインする」「名刺のデザインをする」「新しくすむ家をデザインする」「新車のデザインは。。」などでしょうか。
空間デザインという言葉もあります。
いずれも、何かしら形のあるものに対しその見た目の印象を良くするという点においては同じ意味です。

しかし中には「ライフスタイルのデザイン」のように、物理的な形があるようで無い、しかし状況としては確実に「在る」もの(ここではライフスタイルのこと)。
この「在る状況」にたいして一定の主旨や目的に沿ったコンセプトで纏めたり導線をつくるなど、ひとつの方向性や関わる環境全体の中で何を成すかを意識したものもあります。

つまり、デザインという言葉には、物や形を作り上げるだけでなくそこに多くの目的や存在意義をしっかりと意味した「モノ」や「コト」を作り上げるという意味を持っているのです。

イベント後や次回に繋がるイベントをデザインする

ある日あなたは一瞬でも幸せな気持ちを感じてもらいたい」と考え、お菓子がたくさん食べられる無料イベントを主催しようと考えました。
(細かい設定は気にしないでください)当日は無料でお菓子がたくさん食べられるとあって、会場には大変多くの人が来場し、笑顔を見せてくれる人も大勢いました。

この場合当初の目的は「お菓子で人を幸せにする」で、実施したイベントではお客様は無料で美味しいお菓子を食べたという事なので嫌な思いをした人はいないだろうし、主催は目的を果たせたしでめでたしめでたしのはずですね。

ところが私はここで気づいて欲しい点があるのです。
果たして参加者はイベントの開催時間が終わってからもお菓子で幸せを感じることができるようになったのでしょうか?
イベントをデザインするということは、単に出来事を起こすということではなくて、「なぜそのお菓子でなくてはダメなのか」「他のお菓子ではダメだったのか」「イベントが終わった日常の中でその幸せを感じ続けるにはどうするか」「どんな仕掛けが必要か」だけでなく「どんなお菓子でもOKにする為に全く別の仕掛けを仕込む」、「違う目的で居合わせただけの人も自然と巻き込む」「参加しなかった人が次は行きたい」と思わせる等の大きな「コト」の流れを意図的に作り出すことにあります。

「幸せな時間を過ごした時、いつもお菓子があった」が記憶に残され、幸せな時間を過したい時に必要なアイテムの一つとして参観者の記憶にきざみこむ。
主催であるあなたの目的を直接的に叶える見せ方以外に、イベントを実施した結果、参加者や来場者が叶えた目的に中に自然と主催の目的が叶ってしまっている。

あなたが主催の立場になりイベントを作り上げる際、この「イベントをデザインする」という視点を意識するとこれまでと違ったアイディアが出てくると思います。

レジリア
代表 西 高一郎

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