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其の76 あと一歩の踏ん張り

目標のために考え抜く辛さ

坂の上の雲(司馬遼太郎作)を読んでみますと、主人公の秋山真之がバルティック艦隊を撃破するために徹底的に考える姿が描かれています。
まさしく考えて考えて考え抜く姿が描かれています。
国家の存亡にかかわる状況ですから当たり前とも言えますが。
秋山真之は考えすぎてなのかその後精神的にも疲労があったといわれています。
つまりその位考えたということでしょう。

経営のために、他人への任せ方を考える

では、経営者の皆様はどの位考えられているでしょうか?
もちろん秋山真之のように考えることはかなりの困難を伴うと思います。
しかし、会社の業績が低迷もしくは一定で伸びていない場合は考えが不足している可能性が高いと思います。

会社も一〇人程度の規模であればしゃにむに頑張れば成果を出せると思います。
しかし、それ以上の人数になるといわゆる経営能力の問題となります。
経営とは他人を通じて事をなすということです。
これができるかは資質もありますが大変な努力が必要です。
一種、他人に自分の運命を任せることにもなるからです。
他人に任せるのが経営とすれば他人に任せ方を考え抜かなければなりません。

現状から進むための、あと一歩の努力

例えば、一種の職人気質の従業員がいればその職人気質の従業員がわかるやり方で説明して業務を行ってもらわないといけません。
よく従業員に話はしたけど動かないという事例が多くみられます。
これは仕事のコミニュケーションを理解していないと思います。
仕事のコミニュケーションは4つの要素からなると思います。

①話す
②聞く
③納得させる
④行動させる

そこまでできて仕事のコミニュケーションが出来ているのではないでしょうか。

この仕事のコミニュケーションが出来るには雰囲気作りも大切です。
日常的にコミニュケーションしやすい雰囲気を作っておかなければなりません。
例えば朝の挨拶を的確にするのが効果的かもしれません。
飲みにケーションもあるかもしれません。

私が言いたいのは現状からあと一歩考える。
あと一歩前に進むことが経営にはとても重要ではないかと思います。
なかなか、いろいろな会社を見てみますとあと一歩の努力が出来ている会社は少ないように思えます。
とすればあと一歩努力できれば勝てるということではないでしょうか。

経営者のみなさまはあと一歩の努力を惜しまずにされていますか?

公認会計士・税理士
藤本 周二

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