open

第48回 よいことを思い、よい未来を思い描く一年に

新年あけましておめでとうございます。
皆様には、幸多き新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、一月一日元旦は一年の始まりで、長い一年の中でも特別な日であります。
では、いつのころからこの日が一年の始まりとされたか皆様ご存じでしょうか。
地球は一年をかけて太陽の周りを一周まわるのですから、始まりはどこでも良いはずで、天文学的な理由があってこの日を一年の始まり決めたものではありません。

現在私たちが使っている暦は「グレゴリオ暦」と言いますが、その元となっている古代ローマの暦は、「ロムルス暦」「ヌマ暦」「ユリウス暦」が使用されていました。
その後、一五八二年にローマ法王グレゴリウス一三世によって、ユリウス暦から「グレゴリオ暦」が用いられるようになりました。

日本では、明治の初めまでは別の暦を使っていましたが、明治五年一二月二日の翌日を明治六年一月一日(グレゴリオ暦の一八七三年一月一日)として、グレゴリオ暦が導入されこのときから、現在の一月一日が一年の最初の日になったのです。

それにしても、我々が住む地球が、規則正しく、太陽の周りを回り続け、それを一年として、それを何度も何度も繰り返しながら歴史が刻まれています。
なんとも壮大なドラマだと思います。

そのような壮大なスケールと自分自身を比較し、なんとも小さな自分に気づかされるのですが、その時いつも、ハンガリー出身のユダヤ人ジャーナリスト、アーサー・ケストラーが提唱した「ホロン」という思想が思い起こされます。

ホロン(Holon)とは、「物の構造を表す概念で、部分であるが、全体としての性質も持ち、上下のヒエラルキーと調和し、機能する単位。全体を構成する要素がそれ自体、全体としての構造をもつ場合の、要素(部分)としてのひとつの全体。全体子とも言う。」というものです。

太陽のまわりを地球が回るという太陽系もまた、銀河系の中の一部であり、また、我々を形づくっている、分子は原子からなり、原子は原子核を中心としてその周りを素粒子等が回る、壮大な宇宙モデルと極めて近似し、部分は全体であり、全体はそれを含む全体の部分であるホロンの思想そのものなのです。

神様は私たち人間に想像するという素晴らしい力をあたえてくれました。
その想像力を最大限発揮すれば、何万光年も離れたはるか宇宙に飛び出すこともでき、また人体の奥深くにも入っていくことができます。

この想像力、いいかえれば「強い思い」は現実を形づくります。であるからこそ、よいことを思い、よい未来を思い描き、良き一年にしたいものです。

加藤合同国際特許事務所
代表・弁理士 加藤 久

よく読まれている関連記事