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104.『花さき山』

世界が静かに耐えている。
コロナの猛威は止まらない。
この最前線で戦っている医療従事者の人を讃える感謝のライトアップや、
歌や各界のメッセージが次々とsnsに上がって胸が熱くなる。

もちろん戦っているのは、医療従事者だけでなく、
営業を止められない仕事に就いている人も同じく一日も早い終息のために戦っている。
なので、自分の命は、誰かの「優しさ」の上に成り立っているのではないかと思うと、
ただただ、感謝しかない。
毎日が奇跡なのだ。

私たちの敵は見えない。
だから、いつ襲われるかわからない恐怖から少しでも安心しようとマスクをする。
しかし、マスクは感染を防ぐ最善のプライオリティでないという神戸大学の岩田健太郎教授の話を聞いた。
ウィルスには感染の経路がある。
敵の経路は「飛沫と接触」。
だから、そこを絶つことをしないかぎり防げない。
私たちは相手をよく知らずに、わかりやすいマスクに頼っているが、
それは感染から身を守るものではないと知った。
本当に医療従事者に感謝を思うならば、感染経路を裁つことしかない。
それしかないのだ。

世界を見てみるとどうだろう。
各国のリーダーの判断と対応によって生き方暮らし方がずいぶん違う。
しかしどの国も共通して今の戦い方は「接触をしない」つまり、
人と会わない!人混みに行かない!密集をさける!と強く発している。
「stayhome」の呼びかけに「enjoyhome」をしても、
本当にその行動は拡大しているのか収束に寄与していることもわからない。
この生活はどうなるのか、いつまでこれが続くのか、
優しさよりほかに見えるものを求めたくなる。

もしも、この優しさが見えるようになったらどうだろう。
医療従事者の献身、この状況下で働く人への感謝、経済活動の援助、自分の自粛生活。
人を思う数だけ咲いた花で世界中が花園になるイメージだ。
やがてその花は世界を満たしていく。
どうせ拡大するならウィルスより花の方がいいもの。
確かに子ども騙しのようだが、果たしてそうだと言い切れるだろうか?
人の優しさは美しい世界をつくる。
人の恐怖心を煽って、だました続けたりするフェイクニュースよりもよほど社会は潤うはずだ。

この願いをこめて世界の人へ「花さき山」を贈りたい。
確かに海外と違う文化の概念は受け入れられないかもしれないが、
「おもてなし」がわかるのだからもしかすると伝わるかもしれない。
アフターコロナの美しい世界を思って。

あなたはいくつ花を咲かせられそうですか?

有限会社ウーヴル(https://oeuvre.jp/
代表取締役 三宅 美穂子

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