open

雑想 家系を調べると面白いことが起きるかもしれない

家系調査をお手伝い

最近、家系について調べたいというお話を受けることが増えた。
そういう話をされるのは、我々の世代(五〇代)から上の方が多いが、若い世代にも家系について興味を持つ人が多いことを改めて感じるようになった。

二〇年以上前になるが、家系図作成セミナーなるものに出席したことがあった。
その時、講師から「家系を調べていくと面白いことが起きる」と言われたことが印象的だったことを覚えている。
そんな体験もあって、自分の先祖を調べるとともに、知人や取引先から依頼されて家系調査をお手伝いするようにもなった。
調査といっても、家系図作成を請け負う専門家ではないため特別なノウハウは持ち合わせていないが、除籍謄本を取り寄せることからはじまり、親戚など関係者と思われる方々から話を聞いたり、ネットや町の歴史をまとめた資料、あるいは分限帳を読んだりすると、徐々にではあるが情報が集まるようになるものである。
お寺の過去帳なども重要な情報である。

先祖が縁をつないでいる

そうした活動を続けていると、確かに面白いことが起きる場合がある。
ある偉人を調べるために、関係者と思われる方々に話を聞く。
そうしたことを続けていると、調査とは関係のない仕事や用事でお会いした方が、実は、その偉人の一族の子孫であったり、偉人の元部下の子孫であったりということが起きる。
最初は、単なる偶然だろうと思うのだが、度重なると偶然では片付けられない。
そうした偶然のようなことを体験するようになると、その方々の先祖が縁をつないでくれているのではないかと、目に見えない力の存在を感じるものだ。

生きる我々の責任

今、自分が存在しているのは、両親はじめ先祖がつないでくれたおかげであることは間違いない。
これまで、自分の力でやれたと思った仕事なども、実は、目に見えないところから導かれていることが幾つもあるのではないだろうかと思える。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために移動が制限され、離れた親や親せきと会う機会が減ったこともあって、先祖が様々な危機、例えば戦国時代や第二次世界大戦下でどうやって生き残ってきたのかなどについて思いをはせると、血や家を繋いでくれた有り難さが沁みてくる。
そして、自分が生きた時代のことも合わせて子どもや孫に伝えていくことが、今を生きる我々の責任でもあるように思う。

家系図を作成するのならお早めに

先祖のことを調べたり、家系図を作成するのは、ある意味、時間との勝負でもある。
除籍謄本などの公的な記録は閲覧できる期間が限られているし、関係者の記憶は時間とともに曖昧になる。
一次資料なども劣化するだろう。
興味のある方は、早く取り組まれることをお薦めする。

盆には、先祖について親や子供と会話をする機会を持ちたいものである。
墓参りなどで実家や本家に集まる機会もあるだろうし、多くの人がオンラインでのやり取りに慣れてきたことから、直接会わなくても会話できる手段も増えた。
よりコミュニケーションを図る環境は整ってきたわけだから、家族や親族で語り合っていただきたい。面白いことが起きるかもしれない。

よく読まれている関連記事