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最小の時間で最大の効果~思考のイノベーション~

私は仕事柄多くの経営者の皆様にお会いします。

従業員の皆様とも意見交換します。

経営の目的は様々ですが基本的には利潤追求にあると思います。

これを忘れては経営はできません。

よく社会貢献などを経営理念の第一に上げる会社もありますが、守るべきはまずは従業員とその家族です。

当たり前のことですが間違えている経営者も多いです。

ただ、この辺りは漠然と理解されているのが通常ですが、次のステップになると通常から離れてきます。

利潤追求のためにどうしたらいいのかです。

 

ここで、日本では二宮尊徳先生が登場します。

ご存じのように薪を背負って歩きながら勉強した方です。

その姿は勉強すること自体を美しいととらえやすいものが感じられます。

仕事で言えば、仕事することが大事であるという考え方です。

 

例えば、1日に3時間しか労働しないが成果を十分出す方と、15時間労働するが成果が少しの方がいればどちらが必要な方でしょうか。

当たり前ですが、成果を出す方だと思います。

しかしながら、日本には労働時間というものがあり従業員を時間で拘束する。

その結果、逆に言えば残業すれば評価されやすい環境の中で働いているという観点です。

 

この考え方を大きくとらえると、経営的思考が昔から根本的に変わっていないと言う事です。

世界はどんどん変わってきているにもかかわらず、日本的労働の価値観は変わっていない。

思考が固定化されている。

個々が最も日本の問題点の1つではないかと思います。

ですから残業すれば保証を従業員は求める。

成果は気にしない。

経営者もそれに応える。

日本の制度も応える。

このような社会だから30年間経済成長もしない大きな原因があると私は思っています。

 

ではどうしたらいいのか。

つまり、最小の時間で最大の効果が出るにはどうしたらいいのかを勉強することが肝要と言う事です。

仕事をするときでも次にやるときは時間を減らす工夫はできないか。

もしくは、効果をさらに上げる方法はないのかの積み重ねをすると言う事です。

もしくは、発想を大転換して労働してみるなどです。

このような最小の時間で最大の効果が出るにはどうしたらいいのかを勉強することが社会人の勉強であって、勉強すること自体が目的化することは意味のない内容となりかねません。

 

このことをまずは経営者がよく理解して会社の隅々にまで社会人としての勉強がどのようなものかを行きわたらせなければ、会社の基本的目的である利潤追求も小さな成果しか出ないのではないかと思います。

 

アネーラ税理士法人 代表社員
藤本 周二

 

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