open

オリンピックに見せてもらいたい世界

開催そのものが危ぶまれながら開幕までいよいよ約1ヶ月後に迫っている世界最大のスポーツエンタメの1つ「オリンピック」。

アスリートにとっては最高レベルで競いあえる非常に貴重な場所であり、僕ら一般人の多くはその姿に目を奪われ、一喜一憂し、感動や興奮を共有できるまさにキング・オブ・エンタメ・オブ・ザ・ワールド 。

 

東京オリンピック・パラリンピックが掲げるコンセプトの中に次のような一文があります。

「世界最高水準のテクノロジーを競技会場の整備や大会運営に活用」。

よく知られている技術導入には入場管理に顔認証システムの導入、大会映像の配信に5G通信の活用、サッカーやバレー、野球等でよく知られるVAR(ビデオアシスタントレフィリー)があります。

 

そんな中、個人的に気になっている技術があります。

国際体操連盟が採用する富士通株式会社と共同で開発に取り組んできた体操競技の採点支援システムです。

体操に代表される採点競技(冬季だとフィギュアスケートはわかりやすい事例)において、採点結果が個人的に納得できない事態に陥ることがよくあります。

同じ種目を演じても複数の審査員で点数がバラける「アレ」です。そこを、AIを活用したシステムで統一した基準で採点しようというもの。

 

ざっくりした話になりますが、選演技中の選手を3Dレーザーを使って立体的に捉え、3次元画像へ変換。

そして何の技か自動認識。

この3次元化の際にAIが大活躍するようです。

数値化される記録で順位がつく世界はある意味とても非情な世界。

このデジタルな世界の結果に対して当人だけでなく、観戦する世界中がその記録と前後の物語に一喜一憂するのというのになんとも非情です。

感情が揺さぶられるこの瞬間を、ひたすら基準にそって冷徹に採点するシステムが作り出しているというのは、なかなか興味深い世界です(少なくと僕は興味津々です)。

表舞台の演出を、ひたすら見えない世界で作り続けるコンピューターシステムが何だかいじらしく思えてきた僕です。

 

飛躍的な技術進歩の、見えないところでの活躍は目を見張るものがありますが、見る側としてはどうしてもわかり易く斬新な体験を期待してしまいます。

今のところ従来通りTVやインターネットを使った放送プログラム以外の画期的な見せ方や参加方法の話題は目にしませんが、大会が近まるに連れ色々な楽しみ方が増えていることを期待しています。

 

人を笑顔にしてこそエンタメ。

スポーツで繋がる世界をちょっとでも明るい方向へ押し進めてくれたら良いなと思う次第です。

世界を取り巻く重たい空気に一石を投じるエンタメの底力に期待しましょう。

 

レジリア
代表 西 高一郎

よく読まれている関連記事