open

義利合一を考える・・・現代にさらに有益

義利合一とは渋沢栄一の「論語と算盤」を貫く根本的考え方の事です。

先日習った陽明学の権威のT先生によれば、人間の創造的活動である「義」から人間の基本的な欲求を満たす「利」が生まれる、とのことです。

 

私は論語と算盤も何気なく読んではいましたが深くは理解できていないと思います。

気になるのは論語と算盤の調和が必要という解読者が多いと言う事です。

つまり、経済活動は「利」だけではいけない。

「義」を重んじなければいけない。

それを突き詰めると「義」と「利」の調和の問題となり、いわゆるあんまり儲けてはいけない。

そこそこに利益をだして社会貢献すべきである、との理論が生まれやすいと思います。この理論はさらに徹底すると利益を上げることをさげすみ、社会貢献が大切であるとの理解を生みます。

 

私は、論語と算盤についてそのように解釈できる解説者の本を読んであまり共感できなかったものです。

しかし、現実の経済活動を考えてみます。

例えば私がラーメン店を始めたとして「義」を重んじる、つまり、お客様の身をたてるような素晴らしい商品内容(つまり美味しい)とサービス力(おもてなしの心)を持って努力すれば行列ができるでしょう。

また、料金が上がってもお客様は離れません。

つまり、どんどん「利」益が出るのです。

「義」を頑張って経営すればどんどん利益が出るはずです。

利益が出ないのは努力してないからで、あんまり利益が出なくてもという方は努力もしていません。

私は仕事柄2,000社ほどの会社を見ていますが、これは断言できます。

 

つまり、私は利益とはお客様の感謝の合計額とでもいうべきものではないかと思っています。

そうすると利益により従業員に報いることができる。

利益により社会貢献することもできる。

それを続けていけば社会から尊敬を受ける会社になれる。

長い繁栄が可能となる。

 

義利合一。

これは義を大切にした経営を行うことにより多くの利益を生み出すことができ、その利益を従業員や社会へ還元することによりその利益は長く続く。

会社は反映していく。これが義利合一の真の意味ではないかと思います。

 

今の経済状況を見ると義を忘れた会社もあるように思えます。

そのような会社は、小さな利益しか出ないか長く繁栄はできにくいのではないでしょうか。

 

義理合一。

簡単な言葉ですが、経済活動の哲学を示す重い言葉と今は理解できます

 

経営者の皆さんはどう思われますか?

 

アネーラ税理士法人 代表社員
藤本 周二

よく読まれている関連記事