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100人に1人が無精子症 男性不妊でも治療の負担は女性に

 

公的保険適用のニュースなどで、不妊治療について耳にする機会が増えてきました。
不妊の原因の48%が男性にあることも少しづつ知られてきました。
一方で、男性不妊の対策や無精子症の現実についてはあまり知られていないので少しだけ紹介させてください。

 

意外と知られていませんが、日本人男性の約100人に1人は無精子症。
精液検査を受けた方の10~15人に1人に無精子症が見つかるとされます。
ここ数年の間には有名人でも不妊の原因が無精子症であったと公表する方も増えてきました。

 

代表的なのは伝説のロックバンド「RED WARRIORS」のボーカルとして活躍したダイアモンド✡ユカイさん。
各種団体や高校生向け47歳で子宝に恵まれるまでの、自身の無精子症からの不妊治療体験について講演するなどされています。
講演では、無精子症の手術の痛みより、男性に大事な部分にメスを入れる恐怖が大きかったこと。
そして何よりも原因は自分にあるのに、ホルモン誘発剤の注射や、卵子を採取したり、受精胚を子宮に戻す処置などの治療の負担が奥様に掛ってしまうことに申し訳ない気持ちだと。
無精子症に限らず原因が男性のケースでも治療の負担は女性に掛るという現実を知らない方は多いかもしれません。

 

男性も検査を受けましょう

 

誤解されがちなのですが、無精子症と診断された場合でも、手術で精子を取り出すことで授かる道があります。
10数年前までは、無精子症と診断された時点で諦めなくてはならなかった訳ですが、ユカイさんのように、睾丸で精子は作られているけど、精管に問題があって精子が精液に届かない「閉塞性無精子症」である場合は手術で精子を取り出し、顕微授精などで子どもを授かる道もあります。

 

私自身は精液検査を受け、精子はいるけど数が少なく元気のない、乏精子症と精子無力症と診断されました。
禁煙し生活習慣を改善するなどして検査から1年後に授かることが叶いましたが、検査を受けずにそのままの生活をしていたらどうなっていたでしょうか。
男性が早く検査を受けないことで女性の負担がかかる現実があります。

 

無関心でも無関係ではいられない

 

最後になりますが皆様に伝えたい。
時代も働き方も大きく変化していくなかで、当事者だけでなく経営者にとっても不妊治療の事は他人事ではありません。
政治と不妊治療は企業にとって無関心でも無関係ではいられない。
是非、不妊治療の事を知って頂きたい。

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